コンテンツマーケティング64の法則:アン・ハンドリー著

こんにちは、はらいかわてつやです。

雑誌やネットでたまたま目にしたために、欲しかった商品に気付き、思わず購入してしまったという経験は誰にでもあるのではないでしょうか?

そんなふうに、買いたいと思っていたことに気付かせ、購買につなげる手法は、コンテンツ・マーケティングと呼ばれています。

商品を正面から売り込むのではなく、ネット上で人の関心を引き、自然な流れで購入してもらう手法です。

コンテンツ・マーケティングの先進国アメリカの第一人者による著書をご紹介しましょう。

コンテンツマーケティングとは

コンテンツ・マーケティングとは、魅力あるコンテンツで人を引き付け、自然な購買をうながします。コンテンツとは、ブログ、動画、ウェブキャスト、フェイスブック、ポッドキャスト、セールスレターなど、人が目にするすべての文章と言っても良いかもしれません。

以前のマーケティングが商品を売り込む方法であったのに対し、コンテンツ・マーケティングでは、商品に関する情報やアイデアを提供して引き付けます。たとえば、農機具の販売会社が出している雑誌で、商品のカタログではなく、農家が必要とする情報を掲載している雑誌があります。農家が毎号の雑誌の情報を購読し、信頼を得た中で、自然な流れで農機具の売上げを伸ばしています。

適切で価値のあるコンテンツを作成し、配布することで、たまたまコンテンツを見つけた人にも見込み客になってもらい、良好な関係を築いて購入意欲をしだいに高めていき、最終的に購入してもらい、顧客を獲得することになります。

また、コンテンツ・マーケティングは、コストなどの面でもメリットがあります。リスティング広告などでの直接的な顧客の獲得が短期間でできる方法に比べると、コンテンツ・マーケティングでは、購買に結びつくまでに数カ月を要しますが、資産価値のあるコンテンツの蓄積により、良質な顧客を獲得することができます。リスティング広告は数十万~数百万円のコストがかかるのに対して、コンテンツ・マーケティングは少ない予算で成果を上げることができます。

21世紀に入ってからアメリカで本格的に研究されるようになったコンテンツ・マーケティングは、近年、日本の大企業からも注目されている手法であり、今後もますます伸びていく分野と言えます。ですので、今からコンテンツ・マーケティングの知識を身につけ、価値あるコンテンツの形成を始めることが大切になるでしょう。

『コンテンツマーケティングの64の法則』アン・ハンドリー著

では、どうしたら効率よく、効果的なコンテンツ・マーケティングを行うことができるでしょうか。それには、コンテンツ・マーケティングの先進国、アメリカのノウハウ本を参考にするのが近道でしょう。

アン・ハンドリーが著した『コンテンツマーケティングの64の法則』は、売り上げを伸ばすためのライティングの技術を公開しています。基本的なルールに沿って書けば、誰でも集客できるコンテンツを作れるということですから、頼りになりますね。

著者アン・ハンドリー

著者のアン・ハンドリーをご紹介しましょう。彼女は、マーケティング・プロフスのコンテンツ最高責任者です。マーケティング・プロフスは、マーケティング専門家が集まったネットワーク組織です。
コンテンツ製作と管理の専門家で、コンテンツの企画・製作のプロセスと戦略、下記方やリライトの方法について細かく教える、セミナーなどを開催しています。

『コンテンツ・マーケティングの64の法則』の概要

本書は5章構成。章立てに沿って内容を少しご紹介しましょう。

第1章では、ライティングの法則が29個挙げられています。ライティングの公式として、有益性・インスピレーション・共感のある文章が高品質のコンテンツになると考えています。ライティングのキャリアのある人はすでに知っている内容かもしれませんが、すべきこと、してはいけないことが明快に述べられており、これから始めようという人にはちょうど良い道しるべになっています。

第2章は、ストーリーの法則についてです。人を引き付けるストーリーを生みだす方法が示されています。キュレーションのような既存の素材を使って書く場合でも、オリジナルの要素を加え、自分にしかできない文章にしていきます。

第3章は、出版の法則についてです。引用の方法のようなアドバイスのほかに、商品を実際以上に魅力的に見せる方法も書かれています。

第4章は、コンテンツの法則についてです。13種類のコンテンツそれぞれについて、具体的なアドバイスが書かれています。とても実践的で役に立つ内容です。

第5章は、コンテンツ・ルールとして、文章を書く上で役に立つツールや資料が紹介されています。

本書は、全体を通して、マーケティングのための文章を書こうとしている人にすぐに役立つ実践的な内容になっています。

まるでGPSのような本書の法則に沿って手順通り書いていけば、自然に売れる文章が書けるようになるというのは、決して大げさな表現ではありません。
それが証拠に、ライティングのキャリアのある人でも、本書を読んで自分の書き方を見直し、書いたものを直すことさえあると言います。それだけ要点をとらえた法則になっており、自分らしい書き方を損なわずに、メリットのある書き方に改善していくことができるとも言えるでしょう。

今後ますます必要となる、コンテンツ・マーケティングの方法について、まずは本書を道しるべとして手元に置くことをオススメします。あなたの書きたいことを上手に表現し、読み手の心に響かせるライティングができるようになるでしょう。
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はらいかわてつや