社員を動かす社長のカリスマ仕事術:マイケル・マスターソン著

はらいかわてつやです。

会社を経営するのに、社員の能力はどのくらい重視すべきでしょうか?会社は、人材が良くなければ成功できないというのは、本当でしょうか?
じつは、会社を次々と立ちあげ、どの会社も成功に導く社長がいるのです。
ということは、大切なのは社員の能力よりも、社員の能力を引き出す社長の力かもしれません。そうだとしたら、この本のカリスマ仕事術を身につければ、会社を成功に導けるでしょう。

◆『社員を動かす社長のカリスマ仕事術』マイケル・マスターソン著
『社員を動かす社長のカリスマ仕事術』は、実際にいくつも会社を成功させている著者が、社長の仕事の秘訣をまとめた本です。社長がすぐれたリーダーシップを発揮し、社員の心を引き付け、すぐれた人材として会社の役に立つ仕事をしてもらうためのノウハウが詰まっています。

◆著者マイケル・マスターソン
本書の著者マイケル・マスターソンは、いくつもの会社を保有している経営者ですが、驚くのはその数です。年商10億円以上の会社を10社以上、50億円以上の会社を2社、100億円を超える会社を2社、すべてゼロから起業して成長させたという実績を持っています。彼の企業グループの1つは、年商1,000億円を超える規模に成長しているそうです。
そして、各会社の分野は多種多様です。出版、投資アドバイス、健康、飲食店、塗装、大工、建設、広報、不動産、…。
ありとあらゆる分野の会社を経営し、成功に導いているということですから、企業家、社長としての手腕が高く評価されるのも当然です。
アメリカではとても有名で、著名なコンサルタントも彼を絶賛しています。

本書は、このような実績を持つ著者が、どんな分野のどんな会社でも成功させてきた40年にわたるビジネスの実績をもとに、会社を成功させるノウハウを惜しみなく公開した本ということになります。

◆経営者に必要な2つのスキル
本書は、経営者が成功するために必要なスキルは2つあると指摘します。
・魅力的なビジョンを設定する力
・強い説得力
この2つのスキルで、著者は、数多くの会社を成功に導き、あらゆる分野で成功を収め、また、著者が多くの会社の経営者に接し、発見したスキルでもあるのです。

したがって、会社を成功させるために従業員をハイパフォーマーにしたいと思うならば、経営者はこの2つのスキルを身につければ良いことになります。
本書には、この2つのスキルを中心に、いかにして仕事のできる社員になってもらうのか、その方法が丁寧に記されています。
本書を読み、説得の技術を身につけ、魅力的な目標を設定することができれば、従業員に会社のために効率よく、かつ気持ちよく働いてもらうことができるでしょう。

◆すべては著者の経験から
本書で示された方法の中には、これまで常識と思われてきたことと正反対のことも含まれています。
たとえば、経営者は論理的よりも直観的に意思決定をしたほうが良いとか、新しい試みを決定する際は、社員の合意を得ないで始めたほうが良い、社長は、アイデアをいかに実行するかに時間をかけている、などです。
以上は、大局的な見方ですが、実際に会社の経営をしていてぶつかるこまごまとした課題にも本書は解決策を提示してくれます。問題のある社員への対処法、会議で結果を出すための方法など。

中には意外な考え方もありますが、内容は、すべて著者の経験にもとづいたものなので、説得力があり、実践的でもあります。
本書の内容を理解して実践し、社員の行動を把握してコントロールできるようになれば、自然に経営は上向きになっていくでしょう。

今、会社の経営に行き詰まり、社員との関係に悩んでいるとすれば、本書を手に取って読んでみて下さい。本書の中に、あなたの経営にある問題点とその解決法がきっと書かれていることでしょう。

また、本書の口コミでは、会社だけなく家庭にも実践的に役立ったという声もあります。本書には、周囲との関係を築くための根本的な方法が記される証拠とも言えるでしょう。

社員の力を伸ばしたい、周囲の人々との関係を改善したいというすべての人におすすめしたい1冊です。

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◆本書の構成

Introduction主役はあなた

PART1 リーダーの条件
1 良いリーダーの条件 間違ったリーダーシップの教えが広まっている
2 従う 時に、リードすることは従うことを意味する
3 管理職に就く リーダーシップのよくある落とし穴
4 創造的な問題解決 そして、固定観念にとらわれない思考
5 創造的リーダーシップ あらゆる意味で反応的リーダーシップをしのぐ
6 意思決定 難しい判断を容易にする7ステップのプラン
7 理性と直感 大人の男と少年を分けるもの
8 競争心 リーダーは利己的で競争心の強い生き物なのか
9 礼儀 良いマナーは歩む道をスムーズにしてくれる

PART2 率先垂範 偉大なリーダーたちの秘密
10-1 ビッグアイデア 企業を発展させる力の源泉
10-2 合意形成は不要 数名の権力者から支持を得ればいい
10-3 アイデアを鍛える 発想段階からテストまでのステップ
10-4 跳ぶ前の準備 目標を設定し、人員を集める
10-5 プランと期限 影響力を発揮したいなら、スコアを上げる努力が必要だ
10-6 フォローする 潜在的な問題の解決を手助けする
10-7 責任と信頼 アカウンタビリティーの文化を作る
10-8 練習 習うより慣れろ
11 昇進する 時間を効率的に使う術を知っているか
12 委任の力 リーダーは、任せることによって強さを維持する
13 メンター 人は、人から学ぶことによって大きく成長する
14 J・ウェルチの方法 組織を改善し、生産性を上げる

PART3 コミュニケーション・スキルの向上
16 聞く 有能なリーダーだけが知るコミュニケーションの3つの秘密
17 スピーチ 力強く話し、説得によってリードする
18 交渉力 プロとして反論や問題を処理する
19 ビジネス・フリー 横暴な上司に正しく立ち向かう
20 質問術 本物のリーダーに学ぶ質問の仕方

PART4 日常のリーダーシップ
21 人間関係 人々に好意を抱かせ、思い通りに動かす
22 社員教育 優秀なスタッフを育てるトレーニングのヒント
23 チームワーク あなたのチームを勝てるチームに変える法
24 ミーティング会議を思い通りに進行させるには
25 言いにくい話 嫌なことは必ず相手に直接伝えるべし
26 問題社員 問題ある従業員とその解決法
27 解雇 心理的な負担の少ない解雇のプロセス
28 生産性の向上 嫌なことは必ず相手に直接伝えるべし

Summary 反主流的アイデア―さらに優れたリーダーになるために

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