バーチャルCEO クリス・ダッカー著

はらいかわてつやです。

大企業であれば仕事を分担するのは当然ですが、
小さい会社の場合は、ひとりで何でもやろうとしてしまいがちです。

できる社長ほど、自分ひとりで仕事を抱え込んでしまうことに…。

でも、それが本当にベストの方法なのでしょうか?

本当にビジネスを成長させたかったら、じつは、ある助っ人が役に立ちます。

ある助っ人とは、バーチャル・アシスタントです。

この、スモールビジネスに必須の助っ人の活用術をご紹介しましょう。

バーチャルCEO   書店では手に入らない本格ビジネス洋書のダイレクト出版 - 小川忠洋

バーチャル・アシスタントとは
本書『バーチャルCEO』では、小さな会社の人材について、大胆な提案をしています。

それは、バーチャル・アシスタントの活用です。

バーチャル・アシスタントとは、人材を雇うのではなく、アウトソーシングする。
つまり、外部に委託するという方法です。

ネットビジネスの会社を起業したばかりであれば、
ひとりですべてを行うのも当然かもしれません。

でも、事業が広がっていけば、自然に仕事の種類も増えていきます。

小さな会社で人材を確保しようと思うと、大勢の中から逸材を選びだすことは難しいので、
結局、満足のいく人材に出会えないということが多々あるでしょう。

その点、バーチャル・アシスタントだったら、適材適所で仕事を任せることができるのです。

本書では、バーチャル・アシスタントに任せられる職種を7つ挙げています。
・ジェネラル・アシスタント
・ウェブ開発者
・グラフィックデザイナー
・SEOアドバイザー
・コンテンツライター
・動画編集者
・モバイルアプリ開発者

いずれも、インターネットが不可欠な
現代のビジネスに欠かせない職種ばかりです。

この仕事をすべて自分でまかなうか、もしくは専門家を実際に集めようと思ったら、かなりの負担になるはずです。

でも、ほかの人に任せることができれば、それだけ本来の仕事に集中する時間が生まれ、
結果的には仕事の効率が上がり、ビジネスが成長できるわけですね。

◆『バーチャルCEO
『バーチャルCEO』では、上記のような職種をネット上で委託する、アウトソーシングの方法が解説されています。

本書では、バーチャル・アシスタントを雇う社長を「バーチャルCEO」と呼んでいます。

実際にはひとりで経営していても、バーチャル・アシスタントを雇用しているような形で、仕事を進められるということです。

でも、起業してひとりですべてをこなしてきた社長だと、
バーチャル・アシスタントに何を割り振れば良いのか分からず、
そもそも人に任せることに抵抗がある人もいるでしょう。

そこで、本書の冒頭では、バーチャル・アシスタントを雇う心構えが説かれています。

自分がスーパーヒーローのようになろうとしないで、
逆に人に任せることで経営にメリットが出るということです。

PART1では、バーチャル・アシスタントの採用と教育について、一歩ずつ順を追って書かれています。

続いて、PART2では、バーチャル・アシスタントを育てる方法が書かれています。

チームとして盤石な体制を作るために、バーチャル・アシスタントを管理し、運営していきます。

場合によっては、海外のバーチャル・アシスタントを雇用することもありますし、チームとして顔合わせをすることもあります。

会社のウェブ上のコンテンツを充実させることも、バーチャル・アシスタントを上手に使うことで可能になります。

PART3では、実際にバーチャル・アシスタントを雇ってからの実践的な課題について説明しています。

うまく活用すれば、ビジネスにはゆとりが生まれ、成功に近づけるのです。

巻末資料には、失敗例、ウェブ上のリソース、参考資料に加え、
バーチャル・アシスタントに任せられる仕事のリストも掲載されています。

全体を通して、ウェブ上での人材探索の方法やコツ、契約後の注意点など、
人材をアウトソーシングする際に必要な知識が、細部に渡って丁寧に記されています。

これまでひとりで仕事を抱え込み、アウトソーシングの方法についてはまったくの初心者という人でも、実践的に活用できる内容と言えるでしょう。

人材集めや仕事のアウトソーシングは、仕事が順調で、
事業が拡大しているという経営者であれば、いつかはぶつかる壁でもあります。

いざという時に役に立つ実践的な内容なので、ぜひ手元に置き、必要に応じて活用してみて下さい。

専門職に任せれば、完成度の高い出来栄えでビジネスにもプラスになり、
あなた自身にもゆとりができます。新しいアイディアも生まれ、あなたの仕事はいっそううまく回り始めるでしょう。

経営をワンランクアップさせたいと思ったら、本書を開いてみて下さい。

きっとヒントが見つかると思いますよ。

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クリス・ダッカー
著者のクリス・ダッカーは、みずからがバーチャルCEOとして活躍しています。

バーチャル・アシスタントを活用し、ビジネスを成功させてきました。イギリス出身の起業家で、
ベンチャー企業を次々に立ち上げる「連続起業家(シリアル・アントレプナー)」です。

現在は、フィリピンに在住し、複数の事業を経営しながら、世界中を飛び回り、講演を行っています。

本書は、著者が、アウトソーシングの業界で長年培ってきた経験をもとに書かれているということです。
著者自身が、実践してきた方法が本書に集約されているわけですね。

本書の構成
バーチャルCEO

INTRODUCTION スーパーヒーロー症候群

PART1 自由を手にするために【採用・教育編】
CHAPTER1 影響力を可視化する
探し方と採用のコツ、バーチャル・アシスタントを雇う前に、知っておくべきこと
CHAPTER2 育てる
VAのトレーニングでつまずかないためのテクニック

PART2 VAを育てる【管理・運営編】
CHAPTER3 VAの管理
チームの生産性に大きな差が出る体制作り
CHAPTER4 国内か海外か
メリットとデメリットを比較する
CHAPTER5 バーチャルチーム
次のレベルへ行くためのスキル
CHAPTER6 コンテンツ・マーケティング
競合相手に差をつける一番のカギ

PART3 VAとともに成長する
CHAPTER7 いざ実践!
自由を手に入れるための道のりを歩み始めよう

CONCLUSION
バーチャルCEOになる―起業家としての人生を思う存分楽しむために

PART4 付 録 巻末資料
[巻末資料A] 付録A アウトソーシング10の失敗―バーチャルチーム作りで犯してはいけない過ち(と、その過ちを回避するコツ!)
[巻末資料B] リソース―重要ウェブサイトとツールの全リスト
[巻末資料C] 参考資料―マーケティングの貴重情報の宝庫
[巻末資料D] 「VAにアウトソーシングできる101のタスク」

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