なぜ、週4時間働くだけでお金持ちになれるのか?

なぜ、週4時間働くだけでお金持ちになれるのか?

自宅で好きなことをして過ごし、1週間に4時間、ほんの少しだけ働くというライフスタイルがあります。本当にできるの?と思うかもしれませんが、その生活を実践している著者による、新しい働き方の手引きをご紹介しましょう。

◆仕事を1週間に4時間だけにするには
ここでご紹介する『なぜ、週4時間働くだけでお金持ちになれるのか』という本は、アメリカの実業家、ティモシー・フェリスが自分の経験を元に書いています。

著者自身、もともとは会社勤めをしていたわけですが、過重労働に問題意識を持つようになり、仕事を減らしながら新しい事業を始め、最終的には会社経営者として週4時間労働を実現しました。

本書には、会社での仕事を減らす方法と、そのために必要なマインドが書かれています。
本書を読めば、少ない時間で効率良く働くためには何が重要で、何をしないほうが良いのかが、はっきりと分かるでしょう。
というのも、著者は、利益の少ない仕事を割り切って切り落とすことで、自分のための時間を作り出していくからです。

では、その内容をもう少し詳しくみてみましょう。

◆ニューリッチになる方法
週4時間しか働かず、十分な収入を得る生活は、ニューリッチと呼ばれています。
それには、思い切ってやらないようにすることがポイントになります。

・ルールに従うのではなく、ルールの抜け道をみつける
このフレーズは、本書の型破りの考え方を象徴的に表しています。
著者は、自分が行ったボクシングの試合での、ルール違反スレスレの方法を紹介していますが、ルールを味方につけ、普通の人が気づかないところで自分の都合の良い方向に持っていきます。これが著者の常識を打ち破る方法なのです。

・重要なことを見極め、測定する
やみくもに仕事を削っても利益は上がりません。著者は、自分の仕事、自分の夢の実現に必要な事柄にかかる、費用や時間すべてを綿密に計算します。

・持論の1つがパレートの法則です。これは、80:20の法則とも呼ばれていますが、著者は、収益の8割は2割の仕事から生じるという、この法則の図式が何にでも当てはまると考えます。
そこで、2割の時間で8割の効果を確保しつつ、残りの時間は、家族との時間、自分を成長させるための時間として使うわけです。その際、自分のどの活動のどの2割が、8割の結果を生んでいるのかを見極める、残りを大胆に切り捨てる必要性も述べています。

・もう1つの持論が、パーキンソンの法則です。与えられた仕事の量は、わりあてられた時間をちょうど埋めるように膨張するとのこと。そのため、著者は、仕事に当てる時間を節約してそもそも重要なことしかしない、という発想に至ります。

このような著者の発想を実践するために重要なのが、アウトソーシングです。バーチャルアシスタントを駆使して、自分の時間を減らしていきます。

ほかにも、会社を休んで自分の時間を作る方法、メールチェックのコツ、会議の効率化、同様の仕事をまとめてするなど、著者ならではの効率的な仕事の進め方が、記されています。

◆著者ティモシー・フェリス
著者ティモシー・フェリスは、アメリカの実業家、投資家、ビジネス書作家です。プリンストン大学在学中からビジネスを試行していました。卒業後はベンチャー企業に就職しましたが、低賃金の過重労働に飽き、企業立ち上げを模索し、サプリメント販売会社を設立しました。月間約480万円(4万ドル)を得るようになりました。

ただし、著者は、長時間の労働をしたくないため、プリンストン大学の客員講師もやめてしまったそうです。スペインに逃避し、そこで週4時間のビジネススタイルを確立し、利益も4割増しになったとのこと。
徹底して仕事にかける時間を減らしていった結果が、このビジネススタイル、究極のニューリッチ生活ということですね。

じつは、日本通で日本語も堪能だそうです。16歳の時が初来日と言いますから、日本の働き方についても当然知識を持っているでしょう。彼から見ると、日本のビジネスはどのように映っているのでしょうか。

◆今の生活を変えるきっかけに
本書『なぜ、週4時間働くだけでお金持ちになれるのか』は、アメリカでベストセラーになり、35か国語に翻訳されています。

その後に出版された本書『「週4時間」だけ働く』も、各国語に翻訳され、世界中で読まれています。こちらは、600頁もあり、分厚くて内容も詳しくなっています。こちらに比べると、本書は「入門書」のような位置づけと言えます。

もうひとつ、本書の魅力は表紙にもあります。
表紙のモノトーンのイラストは、ヤシの木のハンモックでくつろぐ風景。本書の通りに実行できれば、ハンモックでくつろぐのはあなた自身になるでしょう。

本書を傍らに置き、できるところから実行してみませんか?
日本人にとっては、すぐに真似するのは難しいかもしれませんが、今のハードワークを変えるきっかけになると思いますよ。

◆本書の構成
第1章 週に4時間しか働かなくても、月に500万円稼げる!
第2章 今までのお金持ちとニューリッチの違いは、「自由」の使い方にある
第3章 ルールは従うものではなく、変えるものである
第4章 一歩踏み出す恐怖を克服するためには、常に最悪のケースを考えよう
第5章 常識をリセットし、実現困難な目標をぶち上げよう
第6章 時間管理なんて忘れ、労働時間そのものを減らそう
第7章 低インフォメーションダイエット―「メディア断ち」をしてみよう
第8章 割り込みをシャットアウトして、本当に重要な仕事だけに集中しよう
第9章 アウトソーシングして、自動的に収入が得られるシステムを構築する
第10章 オフィスから飛び出し、いつでもどこでも好きなように働く方法
第11章 新たなビジネスを生み出すために必要な心がけ
第12章 働き詰め生活から脱出し、ミニリタイアメントを実行する
第13章 収入のオートメーション化へのステップその1―金のなる木を見つけよう
第14章 収入のオートメーション化へのステップその2―「競合相手の研究→テスト→投資」のシステム
第15章 収入のオートメーション化へのステップその3―管理もオートメーション化してみる
第16章 ニューリッチになるためのまとめ
第17章 大胆になろう、のんびり行こう