シリコンバレー発会員制ビジネス起業術 ロビー・ケルマン・バクスター著

シリコンバレー発会員制ビジネス起業術

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会社を経営していると、いつも次の利益を挙げる方法を考えなくてはなりません。休む暇なく新しいことに挑戦していると、いつの間にかゆとりがなくなり、経営にも影響が出るでしょう。
もし、とくべつなことをしなくても安定した収入が継続して入る仕組みが作れたら、どうなるでしょうか。心にゆとりを持つためにも、ネットを活用して会員制のビジネスを始めてみませんか?
ここでは、アメリカの会員制ビジネスを学び、日本で実践できる方法を説いた本をご紹介しましょう。

◆シリコンバレーの会員制ビジネスとは
アメリカのシリコンバレーでは、最先端のネットビジネスが展開されています。
それが、会員制ビジネスです。

このビジネスが軌道に乗ると、その月に営業をしていなくても、新規の顧客が獲得できなくても、一定の収入が予想できるようになります。
その分、経営にもゆとりができて、新商品の開発や人材育成などに時間をかけることができるようになるでしょう。。

大企業では、アンケートソフトのSurveyMonkeyや、Yahoo!、オラクルなど、多数の企業が定期収入型のビジネスを成功させています。
でも、このビジネスは、大手企業のためだけのものではありません。小規模の企業でも実践できますし、小規模だからこそのメリットもあるのです。

◆「シリコンバレー発会員制ビジネス起業術」とは
ここでご紹介する「シリコンバレー発会員制ビジネス起業術」は、小規模企業がゼロから会員制ビジネスを始めるための必要事項が書かれた本です。

本書によると、始めるにあたっては、豊富な資金、大きなリスク、天才的なアイディアやひらめきは、すべて必要ないと言います。
そして、最初にするべきこと、軌道に乗せて成果を挙げる方法、従来のビジネスと会員制のビジネスのバランスの取り方など、実践するための方法が丁寧に解説されています。
提供するサービス、価格設定、会員の増やし方、継続してもらう方法など、会員制ビジネスに必要なコツが明かされているので、何から始めれば良いのか分からない人も、道に迷うことなく突き進み、短期間で最初の利益を挙げることができるでしょう。

◆シリコンバレーの起業術は日本で応用できる?
会員制ビジネスには、デジタル定期購入、オンラインコミュニティ、ポイントサービスなど、さまざまな形態があります。実際に会員制ビジネスを行っている大企業は、アンケート会社、航空会社、通販会社など、多岐にわたります。
つまり、業種はほとんど関係がないということですから、本書は、誰でも参考にできるということになりますね。

また、コミュニケーションの取り方がアメリカと違うので、アメリカのビジネス本は極端すぎてついていけない、と思われることもあります。でも、会員制ビジネスは、ネットを使って会員を獲得し、つなぎとめておくという方法なので、ネットが普及していれば受け入れられやすいビジネススタイルと言えます。
ですから、アメリカのシリコンバレーの成功例を参考に、日本でもビジネスを始めることができるのです。

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◆著者について
著者のロビー・ケルマン・バクスターは、コンサルタント、講演家として、アメリカ・シリコンバレーの企業に事業戦略に関するコンサルティングサービスを20年にわたって行ってきました。
彼女が設立したペニンシュラ戦略LLCは、メンバーシップ・エコノミー起業を支援するコンサルタント企業です。小規模なベンチャー企業から大企業、新興企業まで、20種を超える業種のコンサルタントを行ってきました。現在は、定期的に、企業や大学等で講演活動を行っています。

本書では、彼女がコンサルタントを行った企業の実例が数多く登場します。
アメリカン・エキスプレス、ユナイテッド航空、ピンタレストなど、挙げれば切りがありませんが、日本人にもなじみのある大企業が、会員制を導入して成功してきた実例を知ることができるというのも、本書の魅力です。

◆本書の特徴
本書は、下記の構成をご覧いただいてもお分かりいただけるように、会員制ビジネスの初歩から応用まで、1から学べる内容になっています。

会員制ビジネスは、日本ではまだ始まったばかり。
少ない人数、少ないコストで、利益を長期的に得られるシステムは、これからのネット社会でますます重要になっていきます。

これから起業する人はもちろんのこと、すでに会社を経営している人も、会員制ビジネスを採り入れれば、安定した収入を継続して得る見通しを立てられるようになります。
本書には、これまでのビジネス形態に会員制を採り入れていく方法も丁寧に書かれていますから、どんな人にとっても、今後の経営の指針となり得るでしょう。

口コミでは、「これからの計画にぴったりだった。」「定期購入、顧客心理など、すぐに使える内容がたくさんあった。」「会員制ビジネスは難しそうだと思っていたが、自分でもできそうだと思えた。」など、好意的な評価が寄せられています。本書が入門書、実践書として役立つ本であることが分かりますね。

日本では、会員制ビジネスの指南書は少ないですし、本書ほど、実例が示されている本はないでしょう。今後の経営を飛躍させたい人には、ぜひ手に取っていただきたい本です。

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◆本書の構成
本書は、4部構成です。
第1部では、会員制ビジネスとは何か、という基本的なところからひも解きます。
第2部は、戦略と戦術として、価格設定など具体的な方法を公開しています。
第3部では、発展形として、会員制で成果を向上させていく方法が書かれています。
第4部では、会員制ビジネスの導入で組織を変容させていく方法が説かれています。
末尾には、メンバーシップ用語の解説もついています。

Foreword 所属はパワーである
Introduction 新・産業革命

Part1メンバーシップ・エコノミーとは何か 一度きりの取引を基盤としたモデルは絶滅に向かいつつある

No.1 勃興 あなたの会社の事業に取り入れるには
No.2 転換点 所有よりもつながりが重要になっている
No.3 現在進行形のモデル 技術革新が産んだ未来につなげる新概念

Part2 戦略と戦術 メンバーシップ・エコノミーの土台となる7つの概要

No.4 カルチャーの構築 マーケティングと革新を再優先する
No.5 見込み客取得ファネル ボトルアップからの構築が効果的
No.6 スーパーユーザーの創出 新規加入会員の定着プロセスを最適化する
No.7 正しい価格設定 シンプルに構築し、柔軟性の余地を残す
No.8 無料のパワー 戦略でなく戦術として組み込む
No.9 テクノロジー活用 適切な技術を利用して適切なデータを追跡する
No.10 会員を保持する および退会を許可すべきとき

Part3哲学、戦略、ツール あらゆる形態と規模でメンバーシップの成果を上げる

No.11 オンライン定期購入 デジタル世代の企業から学べるビジネスモデル
No.12 コミュニティの新たな形 オンラインコミュニティが可能にするもの
No.13 ポイントサービス 最も忠誠心の強い顧客に報いるシステム
No.14 先駆者 時の試練に耐えて生き残ったメンバーシップ・エコノミー企業の教訓
No.15 小規模ゆえの利点 小規模事業者とコンサルタント業者の可能性
No.16 非営利組織の挑戦 職能団体、事業者団体などによる独自の試み

Part4組織の変容 機器や転換点を確実に乗り切る

No.17 ビックアイディア どのようにしてビジネスの基盤を固めていったのか
No.18 組織の成熟 成長戦略に狙いを定め、追求する
No.19 オンラインへの移行 オフラインの機会損失を回避するための困難な挑戦
No.20 所有からアクセスへ 技術革新がもたらした現代のメンバーシップ・エコノミー
No.21 イノベーション 普通の事業者から破壊的な競争力ある事業者へ

Conclusion 成功への後押し 知識を行動につなげるツールの数々

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