『いいね!を集める技術』デイヴ・カーペン著

こんにちは、はらいかわてつやです。

商品の売り上げを向上させる方法として、見逃せないのがインターネットの活用です。
現代は、大企業はもちろんのこと、小さな商店でもホームページを持ち、情報を載せるのが普通になっています。そして、今やホームページだけでなく、ソーシャルネットワーク(SNS)も上手に使うことが、成功の秘訣となっています。
SNSをどう生かすべきなのかという実践的な方法を教えてくれる、SNS先進国アメリカのノウハウ本をご紹介しましょう。

◆『いいね!を集める技術』の特色
『いいね!を集める技術』は、インターネットで集客するために、フェイスブックやツイッターという多様なソーシャルネットワーク(SNS)を上手に使う方法を、丁寧に解説してくれます。
本書を読めば、SNSを使ってどのように顧客を増やし、つなぎとめていくのか、というSNS特有の効果的な集客方法をすぐに実行することができるでしょう。

本書においては、「購入する」ではなく「いいね!」のボタンをクリックしてもらうことの重要性が説かれています。
SNSを効果的に利用するには、まず自社の流す情報を気に入り、「いいね!」を押してもらえることが第一です。「いいね!」の典型的な仕組みは次の通りです。
まず、企業がSNS上に流した文章や写真などの情報についている「いいね!」のボタンがクリックされると、その人のSNS上の友人に自動的に情報が伝わります。その友人も流れてきた情報に「いいね!」を押してくれると、さらに情報が拡散していきます。
また、個々の情報ではなく企業のページ自体に設けられた「いいね!」もあり、それが押されると、企業がSNS上に流す情報がすべてその人に伝わるようになり、継続的に情報を受け取ってもらえるようになります。
このように、「いいね!」を押して情報を受け取る人が増えれば自然に売り上げも伸びるでしょう。

本書には、このようなSNS独特の仕組みをうまく利用した顧客獲得の方法が、著者の豊富な経験にもとづいて公開されており、SNSを使っている人にもこれから使う人にも、役に立つ情報が盛りだくさんに含まれています。

◆著者デイヴ・カーペン
著者のデイヴ・カーペンは、ソーシャルメディアとクチコミマーケティングの専門企業であるライカブル社の創業者、経営者です。ライカブル社は、数多くの企業、行政機関等のコンサルティングを請け負い、ソーシャルメディアの活用に取り組んできた実績があります。
本書は、ライカブル社におけるさまざまな事業の経験を生かしつつ、直接的なきっかけは、新居を構える際の夫人の購買行動を観察することを通して、多種のSNSの用途と活用法を分析したことにより、生まれました。

◆『いいね!を集める技術』の内容
序章では、ソーシャルメディアの現在までの流れがまとめられており、SNSを始めていない人にも分かりやすい導入になっています。
第1部「ターゲット」(1~3章)では、誰に何を宣伝していけば良いのかが説明されています。
第2部「エンゲージメント」(4~11章)では、実際に「いいね!」を獲得していく手法が明らかにされます。苦情を含めたさまざまな状況についても対応の仕方が分かります。
第3部「語るべき物語」(12~14章)では、顧客を継続的に引き付ける方法が紹介されます。
第4部「広告と販売」(15~18章)では、顧客をつなぎとめる工夫が公開されています。
付録として、末尾の約40頁を割いて、ソーシャルメディア別に実践的な入門が紹介されています。フェイスブック、ツイッター、ユーチューブ、グーグルプラスのほか、ピンタレスト、インスタグラムなど、日本で広がり始めたメディアも含まれています。

全体としては、奇抜な方法ではなく、SNSを正しく使い、誠実に対応していく方法が説明されていますが、ちょっとした工夫を適切に加えることで、人が情報に目を向け、商品に関心を持ってくれるコツが明らかにされています。
本書を読めば、現在の多種多様なSNSの状況が把握できると同時に、活用の仕方も理解できるでしょう。これからSNSをビジネスに活かしたい人には必読の書と言える、オススメの本です。
この本の詳細を見る

本書の構成は以下の通りです。
1章:顧客の声を聞く -そして、聞くのを決してやめないこと
2章:ターゲット -何億人の中から意中の相手を絞り込む
3章:消費者の視点 -どの立脚点で、考え行動するか
4章:「いいね!」の獲得 -顧客をファンにすることから始まる
5章:エンゲージメントの追求 -顧客と対話できる関係を作り出す
6章:苦情への対応 -否定的なコメントにどう対応するか
7章:良い評判 -好意的なコメントには感謝で返す
8章:信頼 -真正性を打ち出す
9章:正直さと透明性 -情報開示は時代の要請である
10章:質問の力 -顧客との絆を深めるやりとりの仕方
11章:価値の提供 -無償で与えることに意味はあるか
12章:物語を始めよう -人の心をつかむベストな形とは
13章:物語の共有を促す -顧客をその気にさせるとっておきの方法
14章:顧客体験 -好かれる会社になろう
15章:ソーシャルネットワーク広告 -ターゲットへの強固なインパクト
16章:失敗を認める -ブランド価値を守る確かな対応
17章:興奮、驚き、喜び -あなたが届け続けるべきもの
18章:売り込むな! -買いやすい仕組み、買ってしまう流れを作る

この本の詳細を見る

はらいかわてつや