『大富豪の仕事術―経済的成功をつかむための具体的で現実的な8つの行動』マイケル・マスターソン著

こんにちは、はらいかわてつやです。

数あるビジネス本の中でも、読んで納得するだけでなく、読んだその日から実行できる本は意外に少ないものです。今回ご紹介する本は、偉大な著名人がいかにして成功を手に入れたのかという秘訣を知り、私たちがそれをお手本にして、読んですぐに成功へのスタートを切れるような具体的な方法を教えてくれます。

『大富豪の仕事術』の特徴
本書で述べられている仕事術の第一は、計画と準備に多くの時間を費やすということです。

成功を収めたビジネスマンへのアンケートによると、1日8時間以上仕事をしており、「計画」を重要だと考え、平均1時間を計画に当てています。仕事は、8時か9時には始めていて、週末に数時間仕事をする人が大部分を占めています。

一方、アメリカ建国の父であるベンジャミン・フランクリン(1706-1790)は、自伝にもとづいて1日の時間配分を割り出してみると、7時間の睡眠、3.5時間の計画、準備、読書、9時間の行動、3.5時間の休養とレクリエーション、となっています。
この配分は、著者のマイケル・マスターソンやアメリカの実業家ドナルド・トランプもほぼ同じです。

この結果で注目すべきは、早起きと、計画・準備・読書に当てる時間が長いことでしょう。
重役出勤などという言葉とは無縁の、朝早くから頭を働かせ、一日を有効に使い、レクリエーションの時間までとれるという過ごし方になっています。

本書では、ほかにも、長期的と短期的の目標を設定して毎日課題リストを作る、早起きと十分な睡眠、日記をつける、記録を取る、メールを朝一番に見ないなど、多岐にわたる行動と思考のポイントが提示されています。

どのポイントも奇をてらったものではなく、とてもシンプルなので、誰でも知っていることばかりと思う人もいるかもしれません。ですが、本書は、誰でも知っているような仕事のコツを、成功に導く行動と思考のパターンとして分析し、分かりやすく提示してくれています。
ですから、本書の通りに実践することは難しくなく、それでいて仕事の効率が本質的に向上し、数年後の成功が自然に手に入るというわけです。

著者マイケル・マスターソン
アメリカのスーパー企業家で、年商100億円以上の会社を2社保有し、10億円以上の会社を12社保有している、いわばビジネスの成功者です。マーケティング・コンサルタントとしても、あらゆる分野のプロジェクトを成功させてきました。同氏が発行しているメールマガジン「Early to Rise」は、メルマガ会員が45万人にのぼる人気メルマガとなっています。

仕事に成功し、幸福な人生を手に入れる『大富豪の仕事術』
本書は、8章にわたり、大富豪になるのに必要な仕事術が公開されています。
章立てに沿って内容をご紹介していきましょう。

【はじめに:今日から始まる充実した人生の送り方】
【PART1:充実した人生のためのマスタープラン】
【PART2:一番の夢を現実のものに変えるには】
【PART3:毎日をみのりあるものにするために】
【PART4:より豊かな、より楽しい人生をつくりだす】
【PART5:成功するために必要な努力】
【PART6:成功者のスキル】
【PART7:成功への障害―とそれを克服する方法】
【PART8:富を築く】
【結論】

冒頭からPART2までにおいて、本書の主眼であるマスタープランが詳しく説明されます。
PART3では、早起きと十分な睡眠、仕事の時間配分が具体的に示されています。
PART4では、仕事をしながら幸福感のある生活を手に入れる方法が書かれています。
PART5では、プラス思考だけでなく最悪の場合も考慮すること、失敗を恐れないことなど、日々の努力に必要な注意点が説かれています。
PART6では、話術に着眼し、力強い話し手となる方法や、1日4時間の労働で済ませる方法なども示されています。
PART7では、情報に流されないためのリスク管理、「うつ」の克服なども書かれています。
PART8では、コアバリューという自分の価値を正しく把握する必要性が説かれています。

本書では、1日の時間の使い方から、マスタープランによる年単位での綿密な計画(7年後のゴール設定、短期間の目標、毎日の課題リスト)にもとづく行動までが、具体的に提案されています。
すべてが実践的な内容なので、口コミでの評判もひじょうに良い本です。

さらに本書は、ビジネス本でありながら、人生そのものの充実も考慮しています。
大富豪になることだけを目標に掲げる必要はなく、マスタープランのゴール設定を身近なところに置けば、自分がなりたいもの、やりたいことが実現できるようになり、人生そのものの成功も近づくでしょう。
本書は、それだけ普遍的な内容になっています。
その意味で、本書は、読者それぞれにすばらしい人生をみちびいてくれる良書と言えるでしょう。
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はらいかわてつや