『パフォーマンスアップ3つの法則』スティーヴ・ザフロン、デイヴ・ローガン著

こんにちは、はらいかわてつやです。

どんなに順調な事業でも、ぱったり売上げがとまり、何をやっても状況を改善できないということがあるものです。それは、大企業でも個人でも同じです。行き詰まりの状況にある人には、未来を書き換えることで状況を打破していくこちらのビジネス本がオススメです。

◆『パフォーマンスアップ3つの法則』の特徴
企業でも個人でも、同じことの繰り返しで状況が改善されない、ということはよくあるでしょう。
企業だったら、売上げが伸び悩み、新商品が当らない、など業績が向上しない不満がいつまでも解消できないという場合を想定してみましょう。不調になった原因がはっきりせず、新商品を打ち出し、キャンペーンを行ってみても、根本的な解決ができていなければ同じことの繰り返しになります。
個人だったら、何度取り組んでもダイエットが成功しない、禁煙できない、などでも良いでしょう。

そんな頭打ちの状況を打開するために、本書が提案しているのが、「未来を書き換える」ことです。
企業において、十分な数の社員がおのおのの未来をより良い状態に書き換えたとしたら、どうなるでしょうか?
たとえば、障がいを乗り越えて売り上げが伸びた、一致団結して新たな取り組みを成功させた、会社の業績が好転した、などの未来を描いてみます。
すると、それに向かって努力するようになり、社内の隅々までが活気に満ちあふれ、創造的で積極的な仕事ぶりに変わっていきます。
それは、個人でも同じことが当てはまり、ダイエットや禁煙に成功したという未来に書き換えることで、成功が一気に近づいてくるのです。

では、実際に、「未来を書き換える」とはどうすれば良いのでしょうか?
それには、著者たちが経験から見出した「3つの法則」に沿って行動することが鍵となります。本書は、その手順を丁寧に解きほぐしていますので、本書を読めば、「未来を書き換え」て現状を打ち破ることができるでしょう。

◆著者スティーヴ・ザフロン、デイヴ・ローガンについて
スティーヴ・ザフロンは、グローバル・コンサルティング企業ヴァント・グループのCEO。これまで20か国300以上の組織を指揮しており、アップルを初めとする名だたる企業がコンサルティングを受けてきました。

デイヴ・ローガンは、カルチャーシンクの創設者のひとりで、経営コンサルティングのほか、管理者教育について大学で教鞭をとっています。

著者たちは、ビッグプロジェクトを成功させる過程で、伸び悩む企業の打開策を実践してきた人たちです。彼らが、自分の経験とノウハウを元に、誰もが経験する行き詰まりの状況を乗り越える方法を公開したのが本書ということになります。

◆未来を書き換える手順
I部 3つの法則
第1章 不可能を可能にする
第2章 パフォーマンス向上のカギはどこに?
第3章 すでに描かれた未来を書き換える
II部 未来を書き直す
第4章 リーダーシップについて書かれた本は多いのに、なぜリーダーがこんなに少ないのか?
第5章 自立した組織
III部パフォーマンスの法則をマスターする
第6章 あなたの人生を導くもの
第7章 マスターへの道
第8章 ワンランク上のパフォーマンス

第1部では、3つの法則が紹介され、第2部では、組織のリーダーシップについて、第3部では、3つの法則を個人で活用する方法について述べられています。
全体を通して、大企業の立て直しの経緯が実例として語られるので、説得力が抜群です。
本書を読めば、状況を変える3つの法則が分かり、法則を活用することでどれだけパフォーマンスが向上するかも分かります。
また、この法則を実践するうえで興味深いのは、目の前で起きている諸問題については、直接取り組むというよりは将来を見据えて行動することで、自然に解決されていく、という点にあります。
物事を大局的にとらえることで、新たな光が見えてくるという本書の姿勢は、大企業だけでなく、身近な職場でも個人でも同じように当てはまるでしょう。

仕事上で行き詰っている人にはもちろんのこと、プライベートの生活も変えていきたいという人にもオススメの1冊です。

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はらいかわてつや